どうも、ゆゆです。
最近読んだマンガでとても心にクリーンヒットしたマンガに出会いました。
アフタヌーンで連載中の「ブリーピリオド」というマンガ。

kindleでマンガを探しているとおススメマンガとか新刊リリースとかの欄にちょいちょい出てきて、絵のタッチが印象的だったので何となく気になってたんですが、パッと見表紙からじゃ何のマンガなのか分からずちょっと敬遠してたんですよね。
でも表紙を何回も目にすると自分の中の気になるがどんどん大きくなりまして、思い切って買ってみたら大当たり。
絵柄もだけど、ストーリーも凄い良かったです。
あらすじ
主人公の矢口 八虎(やぐち やとら)はいわゆるリア充で陽キャな高校2年生。
成績優秀で人当りも良く要領の良い優等生をしつつ、髪型は金髪で学校の外では夜の渋谷で友人たちとスポーツバーで酒や煙草をあおるという不良な面も持ち合わせるハイブリット。
ただ、リア充っぽく見えても八虎の中では漠然とした憂鬱や空虚感に苛まれており、過ごす日々の中でたまたま目にした一枚の絵に心を奪われる。
絵に対する言葉にできない感動を感じたあともいつもの日常を過ごすが、美術の先生や美術部に所属する同級生や先輩と関わっていくことで、八虎は自分の感情を揺らした美術の世界に飛び込む。
という、絵に関わらない人生を送ってきたリア充が1枚の絵をきっかけに美大を目指す青春マンガです。
ブルーピリオドの見どころと魅力
作中では、主人公の八虎含め数々のキャラが発するセリフが名言のオンパレードで、その時の心情だったり苦言やアドバイスなど、それらを読むたびに心にぶっ刺さります。
…でも今までずっと生きてる実感が持てなかった。
引用:ブルーピリオド1巻
絵と出合い、絵を通じて自分の目標ややりがいを手に入れるまでの八虎の心情を表したセリフなんだけど、これは高校生などの若い人や、今の仕事や生活にやりがいや目標があまり感じられない人ほど共感出来るのではないかと思います。
そんな日々に不安を感じていた八虎に対して、いつも朗らかに接する美術部の先生が居るんですが、この先生が言う
美術は面白いですよ。自分に素直な人ほど強い。文学じゃない言語だから。
引用:ブルーピリオド1巻
を目にした時は、普段自分が感じる感動とは何なのかということになんか納得しました。
高校生の頃に美術館で見た絵画になんかよくわからないけど凄いと感動したり、
中学生の頃に修学旅行でクソ暑い中寺巡りをして、寺の中を入ったら凄い涼しくてシンとした静かな空間に感動したり、
子供の頃に恐竜博物館でデカい恐竜の骨を見て興奮したり、
文字じゃないけど理解して感じ取れてたのかなと思いました。
あと個人的に今の自分にぶっ刺さったセリフで、八虎が美大を目指す為に通ってる予備校で、冬休みの課題をやってない生徒たちに対して、
強制力のない制作はよっぽど自制心がないと
引用:ブルーピリオド3巻
と、講師が心の中で発するセリフがあるんですが、これにはよく後回しやサボったりする僕自身の仕事や生活にぶっ刺さりまして、色々見直すきっかけになりました。ブログもめっちゃサボってましたしね。
最後に
ブルーピリオドは胸を熱くするようなバトルシーンは無いですし、イケメンや可愛い女の子が沢山出てくるハーレム系でもないですし、
ただ、絵に感動した主人公が遅まきながら美大を目指すというマンガですが、
- 目標も無く漠然とした不安を感じている若い人
- 夢も希望もない人生に疲れたサラリーマン(僕含め)
- 絵を描く人
などは自分を見つめなおすきっかけになったり、心を支えてくれるとても素敵なマンガになると思いますので、一度読んでみることをおススメします。